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SW20シリーズ&ケーブル加工

SW20シリーズは、普及型の防水光コネクタです。標準規格品の「SCコネクタ」「LCコネクタ」を内蔵しているため、非常に使いやすくなっております。1芯(SCタイプ)または、2芯(LCタイプ)、IP67(水深1mに30分間放置)の防水性能、1000時間の塩水噴霧、SMファイバとGIファイバ両方に対応などの特長がございます。携帯電話基地局、IoTセンサーノードなど防水が必要な箇所で大きな役割を果たします。コネクタ本体は亜鉛ダイキャストを採用しコスト低減にも努めております。太平電機では、コネクタ単体、ケーブルアセンブリー品すべてに対応しております。

1.標準SCコネクタ、LCコネクタが防水仕様に!

SCコネクタタイプ
SW20-SCタイプのプラグ

SW20-SCタイプのプラグ

SW20-SCタイプのレセプタクル

SW20-SCタイプのレセプタクル

「SCコネクタ」は最も一般的な光コネクタで、JISやIECの規格にもなっております。もともと日本のNTTで開発された光コネクタで、FTTH(ファイバ・トゥ・ザ・ホーム)の普及に伴い各家庭に設置されているONU(光-電気変換装置)には全面的に採用されております。接続方法は、プラグとプラグをアダプタ(J-J)を介して、プッシュプルで行われます。青いツマミ部分を持って抜き差しするだけで特別な工具は必要としません。操作性の良い光コネクタです。

世界的に普及した「SCコネクタ」にハウジングを被せて「防水化」した光防水コネクタが今回紹介する「SW20シリーズ」となります。2種類のファイバ(シングルモード、マルチモード)に対応しております。

<プラグ製品番号>                                                                  SW20-SCPT75-2(22):シングルモード用                                SW20-SCPT75-2(23):マルチモード用

<レセプタクル製品番号>                                                                                                                         SW20-SCR-1(02):10個単位梱包

LCコネクタタイプ
スクリューロック砂の影響

SW20-LCタイプのプラグ

SW20-LCタイプのレセプタクル

SCコネクタ同様、「LCコネクタ」も標準的な光コネクタです。米国のベル研究所の流れをくむ「ルーセント・テクノロジーズ社」で開発され、ネットワーク機器のインターフェース(SFPなど)として世界中に普及しました。SCコネクタに比べて実装面積が約半分となっており、LANのコネクタの代表であるRJ45と同様ラッチによるロック構造を採用しております。SW20シリーズでは、SCタイプと共通コネクタハウジングに2芯実装しておりますので、信号の送受信を1個のコネクタで行うことができます。

<プラグ製品番号>                                                                  SW20-LCPT75-3:シングルモード用                                      SW20-LCPT75-3(21):マルチモード用

<レセプタクル製品番号>                                                        SW20-SCR-1

2.信頼性の高い光接続!

内部のSCコネクタ、LCコネクタもロックがかかる
LFの嵌合方法

SW20ダブルロック機構

SW20シリーズは、内部の標準コネクタ(SCコネクタ、LCコネクタ)のロック機構も活かしております(特許取得済:ヒロセ電機)。コネクタ嵌合の際は、まず内部のコネクタにロックがかかり、その後、外装部分のバイヨネットロックで防水を確保するイメージです。コネクタを引き抜く際は、外装のバイヨネットロックを解除しコネクタ本体を引くだけで内部コネクタのロックは解除されますので、操作性が非常に良いです。内部のコネクタでロックがかかることにより、確実なPC(physical contact)が実現し安定した光ファイバ接続となります。

バイヨネットロックでしっかり嵌合

SW20嵌合作業:動画

SW20シリーズは、バイヨネットロックを採用しております。外装のロックを半回転させて「カチッ」と音がするまで回すことで防水接続が完了します。手袋をはめた手で回してもロックの感触が手に伝わります。1芯のSCタイプ、2芯のLCタイプは、外装ハウジングが共通ですので作業性も同じです。      一般的なロック方式に「スクリューロック」がありますが、どこまで回せばロックがかかるかが解りにくいデメリットがあります。両者の違いは、下のリンクから御覧ください。

3.標準コネクタ採用によるメリット

検査用のマスターコードが標準タイプに
SW20-SCタイプ

標準SCアダプタとの接続

SW20-LCタイプ

標準LCプラグとの接続

SW20シリーズは、標準コネクタを採用しているため右図上のように、プラグの光学特性検査を行う際に、標準のSCアダプタやLCアダプタを使うことができます。これにより、検査の基準となる「マスターコネクタ」もSCタイプ、LCタイプを使用することができます。特殊な専用マスターコネクタは不要になりお手持ちのマスターコネクタを活かすことができます。

また、装置の検査を行う際にも右図下のようにSW20のプラグではなく、標準のSCコネクタやLCコネクタ付きパッチコードを使って検査や動作確認を行うことができます。

装置の内部配線を標準光コネクタに
内部配線は標準コネクタ

装置内配線を標準パッチコードで

光コネクタを使った装置を組み立てる際、インターフェースとして「光レセプタクル」を取り付ける場合が多いです。多くの場合、光レセプタクルにも専用の光アセンブリが伴いますが、SW20であれば一般的なSC(LC)コネクタ付きパッチコードをそのまま使用することができます。部品として調達しやすく、安価であることがメリットとなります。

標準的な光コネクタクリーナが使用可能
光コネクタクリーナ

光コネクタ清掃を汎用クリーナで

SW20は標準光コネクタを採用していることにより、汎用の光コネクタクリーナが使用可能です。光コネクタを接続する場合、光信号の通り道であるコネクタ端面を必ず清掃してから行います。プラグ側、レセプタクル側ともに汎用の光コネクタクリーナが使用できます。右の写真は、レセプタクル側のクリーニングの様子です。

4.屋外で中継接続ができる!

LCタイプは屋外でも中継接続ができます

アダプタを使った中継接続

SW20のLCタイプは、屋外にてオス-オス(プラグとプラグ)中継接続を行えます。設置現場にて光ケーブルがどうしても足りないとなった場合、両端SW20のプラグが付いたケーブルと右図にあるようなアダプタ(J-J)を用意することにより中継延長が可能になります。

アダプタ製品番号:SW20-LCA-1

5.コネクタキャップについて

レセプタクル用キャップ
SW20防水キャップ:IP67

防水キャップ(IP67)

SW20防水キャップ:チェーン有り

防水キャップチェーン有り

SW20ダストキャップ

ダストキャップ(IP5X)

例えば、屋外機器のオプションポートなど、まだプラグが嵌合するかどうかわからないレセプタクルには防水保証のあるキャップが使用されます。数年後の嵌合でも防水キャップであれば安心です。また、工事の手順により、装置の設置が先でプラグの嵌合が数日後になるようなことがございます。このような場合も防水キャップが必要になります。

<防水キャップ>                                                                    キャップ内部にガスケットが入っているためIP67の防塵・防水等級を保証できます。ロック機構は、プラグと同様のバイヨネットロックとなっております。

キャップ製品番号:SW20-RC1

<防水キャップチェーン付き>                                                チェーンを装置本体に固定することによりキャップの紛失を防ぐことができます。着脱が多い場合に有効です。

キャップ製品番号:SW20-RC2

<ダストキャップ>                                                                 ゴム製の簡易型タイプ。防水保証はございませんが、防塵等級=5となります。

キャップ製品番号:SW20-RC3

プラグ用キャップ
SW20プラグ用キャップ

プラグ用簡易キャップ(添付品)

SW20シリーズでは、プラグ側コネクタに予めキャップが添付されております。防水保証はございませんが、デリケートな光コネクタ先端部を保護できます。設置現場で光ケーブルを布設する際、プラグ側コネクタをどうしても引きずってしまうケースがございますが、そのときでも重要な光コネクタ先端部を保護することができます。万一キャップを紛失してしまった場合、キャップ単体でもご購入いただけます。

キャップ製品番号:SW20-PC1

6.小型光モジュールとの組み合わせ

ヒロセ電機小型光モジュール:BF4M

BF4Mとの組み合わせ

ヒロセ電機には、「BF4M」という小型光モジュールのラインナップがございます。送信モジュール=BF4MC-TXと受信モジュール=BF4MC-RXの構成となっております。主な特徴は、①非常に小型=高さ1.5mm、②耐高屈曲光ファイバ(マルチモード)の採用、③高速伝送=6.25Gbps、④低消費電力、⑤ノイズ環境に強い、などがあります。

BF4Mを使用することにより、装置の小型化や低消費電力化、伝送路の耐ノイズ化や長距離化が実現可能です。さらに屋外設置の装置(通信機器など)では、SW20との組み合わせで光ファイバの防水接続が可能となります。

7.光コネクタの研磨について

SW20シリーズに対応した光コネクタ研磨

コネクタ先端の球面研磨

光コネクタは、フェルールと言われるジルコニア(セラミクスの一種)素材の部品を採用し、その中に光ファイバが通線されております。フェルール先端の中心部には光ファイバの断面があり、断面同士が接続されることにより信号が伝送されます。この断面は非常にきれい研磨されていることで、光信号の損失を小さくすることができます。研磨にはいくつか種類がありますが、SW20では以下に対応しております。研磨形状は、全て共通でR20mmの球面研磨となりますが、光学特性のひとつの「反射減衰量」の値が変わります。この値が大きいほど「特性が良い」となります。

SW20に対応した研磨
光ファイバの種類 研磨の種類 反射減衰量
マルチモードファイバ PC研磨 27dB以上
シングルモードファイバ PC研磨 27dB以上
同上 SPC研磨 40dB以上
同上 UPC研磨 50dB以上

8.適合ケーブルとアセンブリ

SW20シリーズ適合ケーブル

JMACS㈱:高強度MIL光ケーブル

SW20シリーズのプラグに適合するケーブル径は、5~7mmとなります。太平電機では、右図の「高強度MIL光ケーブル」の2芯タイプを標準ケーブルとしてアセンブリ対応を行っております。ケーブル外径=Φ6.5mm、テンションメンバ無し、Φ2mm光コード=2本(青、橙)、ケーブル外皮色=黒色、シングルモードファイバとマルチモードファイバに対応。テンションメンバとは、ケーブル敷設時にかかる張力から光ファイバを守るためのもので、鋼線やFRPが採用されております。テンションメンバ付きが必要な場合もご相談ください。

ケーブルアッセンブリー(ハーネス加工)
SW20シリーズ専用治具

SW20シリーズ専用工具

SW20シリーズのプラグは、専用の組立治具が必要になります。下記の通り、4種類ありますが、太平電機では全ての専用治具を保有しております。専用ケーブル+SW20プラグ=ケーブルアセンブリの形でオーダーいただければ、1本から対応いたします。両端SW20、逆側がLCコネクタなど端末の指定とケーブル長、研磨の種類をご指定ください。

●コードカン組込治具:SW20-SCLC-T1/CV-MD                  ●引止金具組込治具:SW20-LCPT75-1/CVMD3                    ●スプリングワッシャー組込治具:SW20-LCPT75-1/CVMD4●LCツマミ組込治具:SW20-LCPT75-1/CVMD1

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